白合(びゃくごう)

最近乗り物の中で(特にバスの中)ちょっと咳き込む人をみかけます。咳喘息が再発したりする人もいらっしゃいます。「何故か?!肺の陰不足?」寒邪(冷房)が肺を犯したなどいろいろ原因がありそうです。そこでお奨めの食べ物が百合根(ゆりね)です。日本ではお正月に食べますが、中国では秋に出始めたまだデンプン質がネットリしていないシャキシャキ感のあるユリ根をお粥などに入れて食します。真っ白のきれいなお粥です。乾燥の秋に肺を乾燥から守り潤す食材です。ところで我が家でお正月の残りのユリ根を植えましたら、きれいなユリの花が咲きました。この時季は他にもカサブランカなどいろいろなユリの花が咲いています。さて生薬で百合(びゃくごう)として用いるユリはどれでしょうか?

  

真っ白のユリはカサブランカです。内側が黄色のユリは黄色いカサブランカです。オレンジ色のユリはオニユリで、生薬では鱗茎の鱗片を百合(ビャクゴウ)として用います。

左は生薬で用いる百合(びゃくごう)で、乾燥したものです。右はお正月の食材として用いたユリ根です。

百合(びゃくごう)

野百合、生百合、炙百合など

ユリ科Liliaceaeのユリ属植物Lilim brownii F.E.Brown var.colchesteri Wils.,L.t.enuifolium Fisch
その他多種の同属植物の鱗茎の鱗片を生薬として用いる。

性味 甘、微寒
帰経 心・肺
効能
  1. 潤肺止咳:肺を潤し咳を止める。
  2. 清心安神:心を静めて精神を安定させる。
    空咳、動悸、夢が多い、不眠の人に効果があります。
    ただし、少し冷やす性質がありますので、おなかが冷えて下痢しやすい人などは過量に食すのは注意してください。

※生薬として