『大琳派展』と生薬になる草花&動物

東京国立博物館・平成館で11月16日まで『大琳派展』が開催されています。数年前に開かれたRinpaもすばらしかったですが、今回も見ごたえのある展覧会になっています。本阿弥光悦⇒俵屋宗達⇒尾形光琳・尾形乾山兄弟⇒酒井抱一⇒鈴木其一までの琳派の作品を系統立ててまた比較して観ることができます。宗達・光琳・抱一・其一の風神雷神図屏風の比較(このうち宗達を除く3人の風神雷神図を観ることができます)、金地と銀地の地色の対比、紅梅と白梅、夏秋草図屏風は光琳の風神雷神図屏風の裏に描かれたものだったとか、いろいろ発見ありです。私は、もともと草花が好きで中医学にのめりこんだのではないかと思っているのですが、野山の草花が大好きです。今回の展覧会にも様々な草花が描かれています。そこで、中医学で使われる生薬として用いる草花や動物に注目してみました。

植物生薬
烏梅(うばい)
桔梗 桔梗(ききょう)
牡丹 牡丹皮(ぼたんぴ)
とうもろこし 玉米髭(ぎょくべいしゅ)
朝顔 牽牛子(けんごし)
菊花(きくか)
くず 葛花(かつか)・葛根(かっこん)
からすうり 栝楼根(かろこん)・栝楼(かろ)
竹葉(たんちくよう)・竹瀝(ちくれき)・竹茹(ちくじょ)
荷葉(かよう)・蓮子(れんし)・蓮心(れんしん)・荷梗(かこう)・藕節(ぐうせつ)
りんどう 竜胆(りゅうたん)
ゆり 百合(びゃくごう)
すみれ 紫花地丁(しかじちょう)
たんぽぽ 蒲公英(ほうこうえい)
おおばこ 車前子(しゃぜんし)・車前草(しゃぜんそう)
なでしこ 瞿麥(くばく)
しらん 百芨(びゃくきゅう)
松節(しょうせつ)
柿蒂(してい)
もくれん 辛夷(しんい)
ほうのき 厚朴(こうぼく)
へちま 絲瓜絡(しからく)
われもこう 地楡(ちゆ)
あざみ 小薊(しょうけい)、大薊(だいけい)
けいとう 鶏冠花(けいかんか)、青葙子(せいそうし)
ふじばかま 佩蘭(はいらん)
動物生薬
鹿 鹿茸(ろくじょう)
虎骨(ここつ)
蝉の抜け殻 蝉退(せんたい)
カマキリ 桑螵蛸(そうひょうしょう)

梅以上展覧会を観ていて、気付いた生薬と関係のある動植物です。以前ブログで説明した植物については、リンクさせてありますのでクリックしてご覧ください。